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役になりきること

他の俳優・スタッフさんたちと協力し合って、そして、共鳴し合って作り上げていくのが、ドラマ・映画・舞台演劇ですが、演技をするとは、ごくカンタンに言ってしまうと、「役になりきること」だと思います。

そのテレビドラマや映画・舞台などの「物語の中」で、「じぶん自身」ではない何かに「変身」することですよね。

camera&boy

俳優は、その作品ごとに、異なるキャラクターを演じます。

たとえば、25歳のある男優さんがいたとしましょう。

[彼]は、サスペンス作品Aでは刑事、青春作品Bでは大学生、時代劇作品Cでは戦国武将、といったように、作品ごとの異なる世界観の中で、全く違うタイプの人間に扮します。

なかには、複数のドラマや映画を、同時進行(掛け持ち)で出演している俳優さんも、結構いるようです。

日本の芸能界はスケジュールがタイトで忙しいから、仕方が無いのかもしれませんが、「今日は、営業に走り回るサラリーマンの演技をして、明日は医師の診察シーンを撮って・・・」というふうになってくると、こんがらがってパニックにならないのかな、さすがプロは違うなあ、と感心します。

もちろん、「一作入魂」で、一作ごと集中してお仕事をする俳優さん(その作品に携わっている期間中は、その作品以外の対外的な仕事を一切行わない)もいます。

砂場で遊ぶ少女たち

自然な演技が出来るようになる

子役については、特殊なケースを除いて、本人の「実年齢」に近い役、つまり幼稚園児や小学生といった「こども」に扮します。ですので、等身大の「じぶん自身」を反映させて、スムーズに演じやすい部分はあるのかもしれません。

腕を組む少年

ところで、「演じる」という事は、そのドラマや映画などの「世界観」に、違和感なく溶け込まないといけません。

その作品・配役の設定・・・「性格、家庭環境、周囲の状況」・・・に対応したパフォーマンスが必要です。

セリフの棒読み、不自然な動作は頂けませんよね。また、上手に演じているけど、どこか堅苦しくて型にはめ込んだような演技も、改善の余地アリでしょう。

リアリティを醸し出し、見る人をひきつけ感動させる事は、子役の演技においても大切な課題でしょう。なるべく、自然なお芝居が出来る基礎スキルを、身に付けるべきではないでしょうか。

ちなみに子役は、その子自身がもともと持っている「素朴さやピュアな面」が感動を呼ぶことがあります。天真爛漫さや、あどけなくキュートなビジュアルで人気が出ることもあります。

これらの魅力は、本来の演技力とはちょっと違う訳ですが、「期間限定の魔法」みたいなところがあって、子供の成長と共に薄れていく(変わっていく)ことが多々あるようです。

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大切な要素や練習すべきポイント

お芝居(演技)を構成する大切な要素~練習すべきポイント~を考えてみると、次の事柄が考え付きます。

  • 発声、滑舌、アクセント、イントネーション(声の抑揚)
  • 動作、立ち振る舞い、目線、表情
  • 物語(台本・脚本)の内容の把握
  • 演出意図(演出家やクライアントの希望)の理解
  • ≪役柄上の≫感情・気持ち(喜、怒、哀、楽)の込め方

う~ん、そうですね~、理論的・芸術的・演技論的といいますか。そう言えば学生の頃、演劇部の友人たちが、毎日のようにキャンパスでストレッチや発声練習をしていましたね。何度か演劇論みたいなものを聞かされた記憶があります。


幼児や小学生の家庭での練習は、次の点を重視すべきでしょう。

  • 集中力を身につける。感性(センス)を磨く。
  • 反復練習で、からだに覚えこませる。
  • 保護者は、子供が飽きずに楽しく行える練習プランを心掛ける。

4人家族の画像

本格的・専門的な演技レッスンは、一般家庭ではちょっと難しいかもしれませんよね。

でも、「出来るレベル」で、とりあえずやってみること、気軽に続けてみることが大切では。

まずは普段の暮らしの中で、あまり堅苦しく考えずに、楽しく行うのが良いのではないでしょうか。


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